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ゆっくりバスタイムがなぜ重要なのか知ってますか

ゆっくりバスタイムがなぜ重要なのか知ってますか

襲いかかってくる肩こり、頭痛、情緒不安定

当初、在宅ワークを行うための環境を整えることまでに手が回らなかった。
正確には、そこまで重要視していなかったといった方が正しいかもしれない。

インターネット回線さえあれば業務はできるし、それだけ充分だと思っていたけれど、
それはとんだ間違いだった。
ことの重大さ気付いたのは、もう取り返しがつかなくなってからだった。

あれは在宅ワークをはじめてから1ヶ月が経った頃だったと思う。
これまでに経験したことのない肩こりと頭痛が私の中に滞在するようになった。
別に痛みを当たり前だとは思っていなかったけれど、痛まない日はなかった。ずっと私の中に住み着いて、離れてくれなかった。

更に至る所の痛みが精神にまで侵入してきた時には、驚倒した。
痛みがきっかけとなり、情緒不安定になってしまった。もちろん睡眠不足にもなった。
身体は疲れているはずなのに、全く機能しないのだ。思い通りにいかないのは相当辛かった。
気が付くと可哀想なくらいに蝕まれていて、可哀想なくらいに痛めつけられていた。

「早急にどうにかしなければ、終わる」
なんとなくそんな気がして、私は定期的に通っていたタイ古式マッサージへと走った。

タイ古式マッサージのおねえさんから放たれた一言

外勤の頃は身体のメンテナンスとしてタイ古式マッサージには1ヶ月に1回は通うようにしていた。
しかし、コロナになってから軽い気持ちでは行けなくなっていた。
ましてや在宅ワークになってからは、もっともっと行きにくくなってしまった。
相当に生きにくい世の中になった。

限界を感じてタイ古式マッサージに行くのはきっと、施術をする人も大変だろうなとは思ったが、
そんな事を気にしていられるほどの余裕なんか私にはなかった。
とりあえず楽になりたい一心で「とにかく肩と腰が痛いのでそこを重点的にお願いします」と頭を下げた。
おねえさんは、私の身体を触ってすぐに「3ヶ月の重みを感じます」と笑っていた。

そして100分の施術を終えた後、おねえさんは再び私に言った。
「最近、自律神経が乱れていること自覚していましたか?すごく首の後ろが硬くなっていましたので。」
自律神経が乱れているなんて自覚しすぎていたので、とりあえず大きく頷くと、おねえさんはそのまま話し続けた。

「一度騙されたと思って、私が今から言うことを試してくださいね。
まずは、お風呂に3日1回くらいは必ず入ってください。毎日入らないといけないと思うと続けることができなくなるので、そこは軽く考えてください。
3日間の内1回だけ、お風呂の湯舟に浸かって、お風呂場の電気は消して、YouTubeで自律神経が整う音楽を流してみてください。
お風呂のお湯にアロマオイルを3滴くらい垂らしてあげると、更に効果的ですよ。
そうすることで、自然と自律神経は整ってくれると思います。
あと、在宅ワークをされているとのことでしたが、早急に作業する時のチェアを良いのに変えてください。
悪い姿勢での長時間作業は、最も悪影響なんです。お願いします」
淡々と話し続けるおねえさんの目は、とても真剣だった。尚且、信憑性があった。
なぜなら100分間私の身体を触っていた人が言うことだから、嫌でも信じざるを得ない。

私はすぐにでもお風呂に浸からなければ…身体をリラックスさせてあげなければ…と焦りを全身にまとい、店を後にした。
そして、帰宅してすぐにお風呂を沸かした。

藁にもすがる思いでバスタイムを良いものにしてみた

私は、おねえさんのあの真剣な眼差しを思い返しながらアロマオイルを5滴垂らしたお湯に浸かり、電気を真っ暗にして、何も考えずにそっと目を閉じた。
YouTubeで「自律神経 整う 音楽」と調べると沢山出てきたので、とりあえず1番再生回数の多いものを流した。

正直に言うと、その日の効果はよく分からなかった。
ただ、久しぶりにリラックスできた気がした。精神が安定する感覚はちゃんと実感していた。

そこから1ヶ月2ヶ月と続けているうちに、いつしか夜は眠れるようになり、身体各所の痛みに悩まされることは無くなっていた。
何となく生きているうちに、自律神経の乱れが整っていたのだ。

それもそのはず、お風呂の電気を消し、YouTubeで動画を流すだけで良かったので全く生活の負担にならなかった。
ナチュラルにナイトルーティーンに組み込むことができたので、すぐに生活に馴染んでいたのである。

気が付いた時にはもう痛みが無くなっていて、精神も安定していた。不思議な感じだった。

自律神経を整えることの重要さを知る

よく「お風呂は大切だ」とか、「上質なバスタイムを」などのブリブリな文言を目にするが、
実際のところ、それが何で、何にどう良いのかが不明瞭すぎる。
私もあの日まではそうだった。

何となくドラマの主人公が、広くて綺麗なお風呂で優雅なバスタイムを過ごすシーンが脳裏に浮かんでしまうから、
“バスタイムが大切だ”という言葉が一瞬にして胡散臭くなってしまう。
「そんなのドラマの主人公だからだろ」と一喝したくなる。

しかし、バスタイムが大切だというのは本当だ。
これは、私自身が実際に経験した話なので胸を張っていう事ができる。

難しく考えなくても良かったのだ。

ただ、お湯に浸かりながら自律神経を整える音楽を聴き、目を閉じるだけでいい。
それは小さなお風呂でだってできる。別に少し汚くたっていい。
ドラマの主人公である必要もない。
ただ静かに、お湯と時間に身を任せながら、リラックスさせる時間が大切なのだ。

生きていくうえで、在宅ワークをするうえで、自律神経の乱れはとても邪魔になる。
だからこそ私たちは自分を生かす努力をしなくてはならない。
とても、とてつもなくシンプルなことなのだ。

どうしても自律神経が乱れやすい在宅ワークだからこそ

自律神経を整える方法はとても分かりにくいので、行動に移すことは困難だと感じてしまうだろう。
そんな中での「バスタイムリラックス」は、とても簡単に実行することができた。なので続けることも容易かった。
わたしたち在宅ワーカーは、自律神経の乱れに一番近い場所にいる。
だからこそ、いかに手っ取り早い方法でストレスを逃してあげるかが得策だと皆さまにも知ってほしかった。

なので騙されたと思って、私と同じ方法を試してみて欲しい。一度だけでもいい。
誰かの1ヶ月後が救われますよう、私はここで祈っています。

この記事を書いた人

marukorin

大阪生まれ大阪育ち、大阪ぎらいのフリーライター。
型枠にはまらず人の心にスッと染み込むような文章を心掛けて執筆中。
“好奇心は忠実に”をテーマに「好き」を集めながら生きています。【愛】を活字で具現化したていきたい。

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