Blog悩み編

在宅ワークだと家事&育児との両立は楽勝?

在宅ワークと家事&育児との両立は永遠のテーマ

在宅ワークだと家事&育児との両立は楽勝?

完全成功報酬型の罠

現在高校生~幼稚園児まで4人の子供がいます。
末っ子が入園し、十数年ぶりに自分ひとりの時間ができたので在宅ワークを始めることにしました。

幼稚園や習い事の送迎で頻繁に出たり入ったりするため時給で働くのは難しく、現在はフリーランスとして完全成功報酬型の電話営業やライティングの仕事をしています。

在宅ワークだと子供達の面倒を見ながら仕事ができる、と思って意気揚々と始めた在宅ワーク。
ですが、現実はそんなに甘くありませんでした。

これまで月給制や時給制でしか働いたことがなかったため、完全成功報酬型の仕事は時間に縛られることなく自分のペースで仕事をこなすことができる点が最大の魅力だと思っていました。
ところが自由裁量の幅が広い分、オンとオフの切り替えが難しいという現実を知ることになるのです。

時間で拘束されていればその間は仕事に集中しないといけないため、仕事第一優先で業務をこなし、仕事が終われば家事をするというリズムができると思うのです。
ところが自分のペースで働くことができるとなると、「たまっている洗い物を先に片付けてしまおう。」とか「お天気が悪いから早めに洗濯物を入れた方がいいかしら。」などと家の事が気になって仕方がありません。

家事を優先させると当然仕事をする時間が削られるためその分稼ぐことができなくなります。

一方で結果を出せば出すほど収入に結びつくので、一心不乱に仕事に没頭していると晩ご飯の準備に取りかかるのが遅くなり、お腹を空かせた子供達がご飯より先にお菓子を食べてしまっていることも。
それでも自分の仕事が原因なので厳しく叱ることもできず、「ごめんね。すぐに準備するからお菓子はそのくらいでやめておいてもう少し待ってて!」と言ってバタバタと夕食の準備に取りかかることが多々あります。

また少し休憩しようと思って面白そうなYouTubeを見始めるとあっという間に時間が経ってしまい、いつの間にか1時間経過・・・という経験もきっと私だけではないはずです。

好きな時に働くことができる自由を享受しながら同時に収入を得るためには、逆にしっかりと仕事をする時間を自分で決めて管理をする必要があると痛感しました。

自由さとは何て不自由なものなのだろうと日々感じています。

近くにいるのに遠いお母さん

子供達が家にいる時に個室に移動して仕事をしていると、時々4歳の末っ子が膝の上に乗ってくることがあります。

外に出て働いているお母さんも多い中で家に居ながら子供の近くで働けるのだから子供にも寂しい思いをさせなくてすむに違いない、とポジティブに考えていたのですが案外子供目線ではそうでもないようで・・・。
どうやら子供は「近くにいるのにかまってもらえない。」という一種独特の寂しさと不満を抱くようなのです。
物理的に近くにいるのに一緒に遊んでもらえない、話しかけてはいけないという制限がある状態はかえって子供のストレスの増大に繋がっている感があります。

これに対する解決策としては、多少仕事のペースを落としてでも合間に30分間だけ子供と過ごす時間を取るようにするなどの工夫が必要だと感じました。

生活音がネック

電話営業の仕事の際には、子供を膝の上で抱っこしながらヘッドセットを付けて顧客と話をして注文を受注することも。
相手にはこちらの様子が見えていないので業務をこなせるのであれば子供が膝の上に乗っていても問題はないのですが、電話応対の仕事ではどうしても「音」が入ってしまうのが厄介です。

貸与されている携帯電話を使用するのですが、顧客との通話が始まると同時に会話が録音される仕組みになっています。
時々「おかあさ~ん!」と呼ぶ子供の声が入ったり、喧嘩をする声が聞こえてきたり・・・。
まだ録音中なのにうっかり「静かにしなさい!」などと叫ぼうものなら完全にアウトです。

余談になりますが、私の友人はZoom会議の休憩中にミュート(消音)にしたつもりがなっていなくて、子供を大声で怒る声を同僚達に聞かれて勝手に「怖いお母さん」認定をされてしまったとか。
普段は穏やかな性格の友人ですが、「声」の印象が他人に与える威力は案外大きいものです。

在宅ワーク中の「音」に関する悩みは尽きません。

誰もいない静かな環境で落ち着いて仕事をしている時でも宅急便が届き、顧客との会話中に何度も「ピンポ~ン!ピンポ~ン!」と鳴ることがあります。

携帯電話で話している最中に自宅に電話がかかってくることもあり、自分の努力ではどうにもならない音や声に気を使いながら仕事をするのはなかなか骨が折れるものだと思いました。

自己管理能力が鍵

家事も育児も仕事も全て同じ空間で、となる在宅ワークは自己管理能力が高くないと全てが中途半端になってしまいます。

全てが中途半端になるくらいなら、外で仕事&家の中では家事・育児というようにオンとオフをしっかりと切り替えられるスタイルの方がある意味楽かもしれません。

それでも家で働くことができる点にメリットを見出して在宅で働くことを選んだわけなので、在宅ワーカーは家事・育児・仕事のバランスを考えながら自分自身がそれらを心地良くこなせる道を模索していく必要があります。

在宅ワークを成功させるポイントは、恐らく「自分に厳しく、他人に優しく。」ということになると思われます。
ここで言う「他人」とは「自分以外の人」という意味なので、家族やクライアントさんということになります。

「もう少し稼ぎたいけど、子供がお腹を空かせているから今日はこのあたりでやめておこう。」とか、「もうちょっと休憩したいけど、できるだけはやく仕事を終わらせた方がクライアントさんも喜んでくれるだろう。」と自分を律することができるかどうかが大切なのだと思います。
ただ、「家族への優しさ」と「クライアントさんへの気遣い」を両立させるのがこれまた難しいのも現状です。

自分自身も現在進行形で悩みながら、ちょうど良い到達点を探しつつ在宅ワークをこなす日々です。

この程よいバランスを模索するという過程を苦しいと思わず、むしろ楽しむことができる人こそがきっと在宅ワークに向いているのでしょう。

ついでに完全成功報酬型の仕事に関しては、収入の波や不安定さすら面白いと思える人なら最高に楽しめるのではないでしょうか。

在宅ワークと家事&育児の両立は永遠の課題であり、「答え」がない問題だからこそ取り組むこと自体に価値があると思っています。